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高崎・和算愛好会 管理人ブログ

『和算の誕生』 と 『「数」の日本史』 を読んだ

『和算の誕生』 平山 諦 著 1993年発行
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この本は、平山諦 氏 の 下に示す2つの仮説に関する説明が主でした。
 1.和算はそのスタート時に、キリスト教宣教師(スピノラ)により、
   ヨーロッパ数学の影響を受けたのではないか
 2.関孝和は、25歳前に駿河の松本家で、影響を受けて育ったのではないか?

1については、可能性は大きいのではないかと思った。
2については、可能性はあるかもしれないと思った。
1993年の発行のためか、現在の多数意見と異なる部分も有ると思った。

いずれにしても、どちらも確実なことは、分からない。可能性に止まるだろう。
どちらでも、和算が楽しいことは変わらない。
私にとっては、独自性とか独創性とかは、あまり関係がない。「そうなんだ」程度です。



『「数」の日本史』 伊達宗行 著 2002年発行
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縄文中期からの「数」との関わりについて、広くまとめられている。
平山諦さんのキリスト教宣教師の仮説に関しても、「キリシタンの影」として触れている。
大きな流れが、良くわかった。

この本で、21世紀の数世界という章で、対数目盛の図で表すことを、十倍図として説明している。
この十倍図で説明すると分かりやすくなる例の中の一つに、放射線を上げている。

『庶民の安全のためには放射線の被曝線量に対する正しい知識が常識化されている必要がある。』
『放射線にはいろいろあり、その人体影響もさまざまである。』
『放射線ごとに異なった人体影響係数を掛け、全体としてひとつの数量で表されるように調整した量がある。これを線量当量といい、単位はシーベルト』
とか、説明している。
2002年の発行であるが、十年後の現在に対しては、的確な内容だ。
残念ながら、今は、『シーベルト』は多くの人が知ってしまった。でも正しい知識かは、疑問だ。

関係の3ページを次に上げる。
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