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高崎・和算愛好会 管理人ブログ

国会図書館が近代デジタルライブラリーで公開している『弧背術解』は、変

これは、高崎・和算愛好会の掲示板に書いたことの詳細です。

『弧背術解』を読もうと、国会図書館が近代デジタルライブラリーでインターネット公開している
昭和12年に古典数学書院が発行したものを入手した。
初めのページから少しおかしかったが、4ページ目の平方綴術の式が理解できない。
20130513_1_1.jpg

ここは、『右の傍書法で書かれた式の、数字の係数を計算すると左の式になる』と言っているとおもうが、
右の式の係数を計算しても左の式にならない。


たとえば、「三サ」とある部分。右の式は分母に2x3x8があり、左の式の分母48とあっているが、
右の式の分子にある3が、左の式の分子に無い。

「四サ」は、右の式の分母に4x3x16とあるがこれを計算しても192、左の式の分母は384。
右の式の分子は3x5とあるが、左の式の分子は無い。

「五サ」も「六サ」も・・・。
右の式では、「四サ」「五サ」の分母に「2x」が漏れている。
左の式では、「三サ」「四サ」「五サ」「六サ」で分子の数字係数がすべて漏れている。

いったい、古典数学書院はどっから持ってきたのだろう?他も信用できないので、ほかの『弧背術解』を
読むことにした。


東北大学附属図書館の和算資料データベースの、F004-25の『弧背術解』
の同じ部分は次のようになっている
20130513_3_1.png
20130513_2_1.png

これも、右の式の「一差」の分母から「2x」が漏れている。
このくらいの写し漏らしなら、なんとか補って読める。
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